2014年2月10日月曜日

ブラジルと放射線被害


ブラジル連邦共和国(ポルトガル語圏)

 日本から移民が多いことで知られるブラジルは、南米大陸で最大の面積を誇る。その国土は、日本の約 22.5 倍。首都はブラジリア。

  95 年のフェルナンド・エンリッケ・カルドーゾ政権下(ブラジル社会民主党)で、アルゼンチン、ブラジル、ウルグアイ、パラグアイによるメルコスール=南米南部共同市場が発足。2003 年には労働者党からルイス・イナシオ・ルーラ・ダ・シルヴァが大統領に就任し、その後、経済が回復を見せた。2010 年 10 月、大統領選挙が行われ、与党労働者党のジルマ・ルセフが当選した。

 ブラジルでは、2014年にワールドカップが、2016年にオリンピック(リオデジャネイロ)が開催されます。

 本作品に登場するブラジル被爆者平和協会は、サンパウロを拠点としている。
サンパウロ(São Paulo)は、ブラジル南東部に位置するサンパウロ州の首府。
人口は1,100万人以上でブラジル最大の経済都市である。


 ブラジルにおける放射線被害
 
 本作品で、ブラジルにおける放射線被害の様子が日本ではじめて映像で紹介される。ゴイアニアのセシューム事故と、鉱石モナザイトの被害について。

ゴイアニアのセシューム事故
  1987年の9月、廃院に放置されていたセシウム(Cs137)線源の入った回転照射体が2人の若者により持ちだされ、環境放射能汚染と多数の人々の被曝が生じた。約112800名の住民の検査が行われ249名の汚染者。6歳の少女、38歳の女性、22歳と18歳の男性、計4人が急性障害で死亡。1名は腕を切断した。

ゴイアニアの事故について詳しく知りたい方は、内部被ばくを考える市民研究会のページへ。
http://www.radiationexposuresociety.com/archives/3589


モナザイト(monazite)
 モナザイトは、鉱物(リン酸塩鉱物)の一種。
モナズ石とも呼ばれる。トリウムやウランなどを含むことが多く、弱い放射能を持つ。
ブラジルではモナザイトを原子力物質として輸出を禁じ,トリウム,ウランを抽出し,残ったレアアースを塩化物の形で輸出している.日本はこれを輸入して利用している。

 モナザイトについて、詳しくは知りたい方は次のページへ。

https://www.gsj.jp/Muse/soudan/mona/monazite.html

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